【雑談】«⑬» テレビ業界にはびこるヤラセ騒動について
はいどうも ひいらぎです。
Amazonで人気の番組「バチェラー」でヤラセが発覚したというニュースが報道されましたね。
シーズン3のバチェラーでは、過激なシーンだったり、モラハラともとれるようなシーンがあったりと、展開に疑問視した人もいたようです。
その後、週刊文春が出演者のLINEのやり取りを入手し、ヤラセだということが発覚しました。
内容としては、
台本がないと謳っているのにもかかわらず、ある程度の筋書きは設定されていたこと。
本人の尊重より、指定された人と付き合うこと。
出演者女性が沼に飛び込むシーンがカットさせていたこと。
などなど…。
詳しい記事は週刊文春の記事に記載されているので、
もし興味がある方はご覧になってみてください。
テレビにおいてのヤラセは今に始まったことではなくて、
昔からちょくちょく告発されています。
それによって番組の打ち切りや、放送が終了するといったことも珍しくありません。
ではどうしてそういったことをするのか?
まずテレビの製作者は、基本下請けの制作会社が行っています。
そして、制作自体の製作費はかなり限られており、また締め切りまでの日数もタイトだそう。
そうした環境の中で番組を制作しなければならないそうです。
つまり、低予算で限られた期日内で良いものを仕上げなければならないことが余儀なくされます。
視聴率、限られた予算内や期日内、業績を上げることに必死で、
「良い番組を作る」ではなく、「視聴者からの評価を最優先する」ようになってしまい、
「ウケれば良い」という発想に至ってしまうようになるそうです。
それが行き過ぎた演出などを招き、ヤラセへと繋がって行く。
そしてそれがウケると、またヤラセは繰り返されより過度な演出になっていく。
だが現場では常に忙しく、様々な業務の数があるため、
デフォルトというべきものの基準となるものが徐々にずれてくるのだろうか。
「ヤラセ」という認識ができなくなってしまい、メディアがヤラセだと報じるときに、
初めて気づくのも番組が打ち切られるときだそう。
なんというか、ずっと制作していくうちに感覚がマヒしていっているのだろうか…。
そして無意識のうちに過度な演出や、都合の良い編集をしてしまうのだろうか…。
ヤラセで打ち切りになった番組は…?
テラスハウス
テラスハウスは2012年からフジテレビ系列で放送を開始したテレビ番組です。
「台本がない」という台本のもとに、1つ屋根の下で複数の男女が共同生活を送るという内容で、
そこから生まれる恋愛などの模様に迫っていく事になる番組でした。
しかし、台本は存在していなくても大体のシナリオは決まっていたそうです。
演出を強制したり、恋愛しているように見せたり、
揉めているように見せたりすることも常套手段として使われていたようです。
また「告白手当5万円」や「キス手当10万円」などの手当てもあったそうです。
そういったことを演じればお金が貰えるってことですね。
マジですか()
しかし、裏ではヤラセだけでなく、セクハラ被害なども発生していたそうなのです。
番組に出演していた女性タレントが、
出演中に受けたセクハラ被害によって芸能界を引退しています。
その加害者は、番組の人気者だった菅谷哲也さんだと報じられています。
出演者の内部告発や、被害者の引退などもあって、
2014年に突如打ち切られる事になってしまいました。
ほこ✖たて
ほこ×たては2011年1月からフジテレビ系列で放送を開始したテレビ番組です。
「ほこ×たて」といえば、故事成語「矛盾」にちなみ、
相反する「絶対に○○なもの」同士を戦わせて勝敗を決め、白黒はっきりさせるというバラエティ番組でした。
この番組は放送当時からヤラセ疑惑が浮上していました。
様々な矛盾するものを戦わせていましたが、内容に無茶があったのと、ネタ切れが予測されていました。
その結果、番組に都合のいいように対決の順序を変えたり、
勝負内容に片方が有利になるような作為を仕掛けたりとヤラセが行われました。
また、対決内容の虚偽がなされたりもありました。
具体的なヤラセの対決を挙げると、「ラジコンVSスナイパー」ですね。
というかラジコン系の対決はほとんどヤラセがあったそうです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
うーん ヤラセというよりは捏造に近い感じがしますが…。
これらを受けて、フジテレビ側は収録の順番や対戦の運営方法について、
不適切と思われる演出が確認されたとして、
2013年10月27日に、当面の間放送を中止することを発表しました。
ほかにもヤラセ疑惑のある番組は…?
24時間テレビ
「愛は地球を救う」をキャッチコピーに日本テレビが毎年夏に放送している24時間テレビ番組です。
内容については、芸能人によるマラソンや、障がい者の方々と芸能人の触れ合い、
実話をもとにしたドラマなどなど…。
普段意識する機会がない大切なことを教えてくれる番組でもあります。
しかし、高額な出演者のギャラや、障がい者の方々を侮辱するかのような内容を一部放送してしまったことがあるなど、
高視聴率とは裏腹に世間の間では賛否両論となっています。
「チャリティー」をテーマとしているが、それはあくまでも「テーマ」にすぎません。
番組制作、放送、広告などがチャリティーではないことは周知の事実ですね。
チャリティーだからギャラは受け取れないといった芸能人もいるくらいで、
そういった人たちは出演を拒否しているそうです。
有名な話だと、明石家さんまとビートたけしは出演を拒否しています。
ビートたけしに関しては、自身のラジオ番組で「出るなら全員ノーギャラにすべき」、
「あんな偽善番組は大嫌い」と発言しています。
また、海外でもチャリティー番組はありますが日本とは大違いだそうです。
アメリカのチャリティー番組ではどんなに有名なハリウッドスターであっても、
すべてノーギャラが普通です。
さらに、CMもなく、スポンサーからのお金も寄付に回すことが大半のようです。
このように日本中から愛されているとは言い切れない番組ですが、
あくまでチャリティーを謳っている以上、やらせは許されません。
しかし、過去のマラソンにおいてやらせが疑われてしまったことがありました。
それはワープ疑惑です。
2002年にランナーを務めた西村知美さんがワープを疑われました。
彼女は、番組終盤で残り時間3時間に差し掛かった時、ゴールまでの距離は30キロとピンチに陥ります。
しかし、1時間後には距離が残り10キロとなっていたそうです。
マラソンでの20キロ一般女性の平均タイムが大体2時間20分くらいだそうです。
真木和さんという方は20キロを1時間06分48秒8というタイムで完走しており、
アジア記録にもなっています。
つまり本当に走ったとなれば、オリンピック選手並みということですよね。
1時間で20キロというのはとんでもないことなんですね。
しかも終盤あたりで…。
つまり彼女は20キロの距離を車で移動(ワープ)した疑惑があります。
偽善番組だけでなく、ヤラセも行っているのであれば、
もうどうしようもないですよね。
聞いた話によると、マラソンを走った芸能人のギャラは1,000万円だそうです。
僕が走りたいくらいです()
世界の果てまでイッテQ
2007年2月4日から毎週日曜日に放送されている「世界の果てまでイッテQ!」。
今や毎週高視聴率をキープしていて、大人気番組ともいえるほどになっていますね。
毎回世界の果てに行き、色々な企画に挑戦する芸人たちの頑張りが放送されています。
体当たり企画も多いのですが、その実態はやらせ疑惑も多々あります。
その中で、毎回世界の祭りをランダムに選ぶ宮川大輔さんの企画ですが、
ヤラセが発覚しましたね。
問題となったのは、宮川大輔さんが主役を務める祭り企画でした。
2018年5月20日に放送した回で、ラオスで開催している橋祭りに挑戦する様子を放送したのですが、
番組側が本当にラオスで存在する祭りと放送したのに対し、ラオス側は徹底否定。
そんな祭りは一切存在せず、日本のテレビ番組と企画したイベントだと思っていたと回答しています。
つまり実際には存在しないような祭りを、あたかも現地で開催されているように演じたということですね。
現地の方もギャラを貰ってそうですね()
他にもまだまだヤラセ疑惑や打ち切りとなった番組もありますが、
今回はよく見られる番組を挙げてみました。
ほんとにテレビ業界では、過度な演出としてヤラセが多いようです。
楽しむ分にはいいのですが、事実を歪曲されるとなると、黙っちゃいない人も出て来ますもんね。
もっと相手を考えてほしいものです(?)
以上 しおんでお送りしました。